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少女漫画の世界

~乙女のバイブルよ永遠に~

【歴史もの】大人におすすめ少女漫画10選!

おすすめの歴史もの少女漫画を紹介!完結している作品から連載中の作品まであります。主人公が現代から時空を超えちゃう、いわゆるタイムスリップものは除いています。

以下、全体的にネタバレなので注意です!

 

 

 

ちょっと江戸まで

ちょっと江戸まで(第1巻) [ 津田雅美 ]

 

舞台は架空の江戸時代っぽい現代ですが…社会背景や人物衣装などは江戸時代そのものなので、歴史ものという扱いだと思います。身寄りが無く、山奥の村や箱根の宿場で育てられていたヒロイン・そうびが、実は旗本家のご令嬢で、江戸の旗本家に引き取られることに…というシンデレラストーリーです。

 いや、最終話まで間違いなくシンデレラストーリーなんですけど…なんか違うような…作者の代表作「彼氏彼女の事情」もそうですが、ちょっと変わった恋のエッセンスがお好きなんでしょうか…

 江戸の時代考証がとても詳しくて、少女漫画だけど突っ込みどころなく読めます。ちょんまげ男子を、真正面からかっこよく描いている数少ない少女漫画です。大体ヒーローは総髪でごまかしてますよね…しかし本作はヒロインの兄・貴晄様のちょんまげ姿が素敵!私のちょんまげ萌えの扉を開いてくれた作品です。

 

Daddy Long legs

Daddy Long legs [ 勝田文 ]

 

題名でお分かりの通り、「あしながおじさん(原作:ジーン・ウェブスター)」のリメイク漫画化です。舞台は昭和初期の日本です。勝田先生のノスタルジックな作風の絵があしながおじさんの世界観を見事に作り上げていて、勝田作品の中でも特に大好きです。

世界名作劇場を見ても、原作読んでも、いまいち「あしながおじさん」が何を考えているのか分からず感情移入できなかった方も安心です。この作品は、あしながおじさん辺見千博視点からもお話が進みます。おじ様に感情移入しながら、ヒロイン・井出樹に感情移入しながら、両側からニヤニヤできます。

さらに何と言っても、昭和初期のオシャレな服装・背景がこの作品の雰囲気を盛り上げています。そもそも文通って現代っ子はしないですよね。メール?ライン?う~ん…現代設定ではこの空気感が出ないです!

 

一清&千沙姫シリーズ

お伽話を語ろう [ 柳原望 ]

 

仮空の戦国時代が舞台です。大きな国の姫君であるヒロイン・千沙が、隣国の弱小国の国主である一清へ嫁いできてからの夫婦ドタバタラブコメです。

一見するとただのわがまま姫の千沙ですが、一清様への一途な気持ちがまっすぐで可愛いです。やっぱり女子は素直が一番なんだな…と感じさせられる作品です。素直な千沙のわがままに周囲はずっと振り回されっぱなしです。でもついつい許しちゃう…本当の女子力ってこういうことだと思います。

シリーズは、お伽話を語ろう→そうしてお伽話になる→わがまま姫の反乱→お日さまとお月さま→1/10のないしょ話→お伽話がきこえる全3巻と続きます。

  

大正ガールズエクスプレス

大正ガールズエクスプレス(5) [ 日下直子 ]

 

舞台は大正時代の全寮制女学校です。ジャーナリストを目指すヒロイン・美杉千世は、新聞には不可欠な風刺画を投稿しようとしますが、致命的に絵が下手…一方、借金の形に売られて女衒から逃走中のもう一人のヒロイン・よし子は、女学校の屋根裏に潜んでいるところを千世にかくまわれます。絵の才能だけに満ち溢れたよし子と女性の活躍できる社会を望む千世、2人の巻き起こすドタバタギャグです。

よし子の描く絵が可愛いような…面白いような…どっちかって言うと笑いを誘います。だって風刺画なのに乙女チック炸裂です。

この時代の女子は、自分が思ったとおりになんか生きられなかったんでしょうね…ギャグ漫画ですが、女であることを言い訳にして諦めない!というメッセージを受け取る作品です。 

 

あさきゆめみし

あさきゆめみし(1) [ 大和和紀 ]

 

ご存じ源氏物語を漫画化した作品です。わたしは受験を本作で乗り切りました。それぐらい原作の源氏物語に忠実に表現されています。原作を現代語訳したセリフが多く、先に本作を読んでいれば大体テストで現代語訳できました。大和先生すごい…その節はありがとうございました。

平安時代という現代とはかけ離れた世界ですが、愛を求めて生きる人々がリアルに感じられる作品です。平安時代の貴族は同じ髪型(全員黒髪)、同じような衣装なので描き分けが難しかったんじゃないでしょうか。でもけっこう顔だけで見分けられます。ここも作者の腕の見せ所ですよね。 

光源氏がただのマザコンロリコンの女好き…ってだけになってないんです! 

 

パレス・メイヂ

パレス・メイヂ 1 [ 久世番子 ]

 

日本の明治時代をモデルにした架空の国・時代が舞台です。宮中へ出仕勤めを始めた主人公・御園公頼と女帝・彰子様の物語です。聡明で美しい彰子様ですが、結婚も出産も許されない身。2人の身分も違いますし、少女漫画らしい大団円となるのかどうか…まだまだ連載中なのでどうストーリーが展開するのか、楽しみな漫画の一つです。

明治時代をモデルにしていて、かなり調べてるな~という感じです。あっさりめの絵柄で、時代背景などの設定が浅くないので大人も満足して読めます。

暴れん坊本屋さん」で有名な作者ですが、個人的にはエッセイではなくストーリー漫画である「少年愛の世界」が大好きなので本作も上手にまとめてくれると信じています。

 

なんて素敵にジャパネスク

なんて素敵にジャパネスク(第1巻) [ 山内直実 ]

 

平安時代を舞台に、内大臣家の娘であるヒロイン・瑠璃が巻き起こすドタバタコメディです。続きに「なんて素敵にジャパネスク人妻編」があります。おてんばな瑠璃と婚約者で後に夫になる高彬のラブストーリーもありますが、二人はけっこうあっさりくっつきます。吉野の君はいいの?って感じです。

平安時代の風俗や人々の暮らしが分かりやすく描かれていて、歴史に詳しくない方もとっつきやすい作品です。 私は子供の頃大好きで、コバルト文庫の原作まで読んでいました。コバルト文庫、懐かしい~!

 

レディー・ヴィクトリアン

レディー・ヴィクトリアン(1) [ もとなおこ ]

 

舞台は19世紀末ヴィクトリア朝のイギリスです。家庭教師の資格を持って田舎からロンドンに出てきたヒロイン・ブルーベル(ベル)は、2人の青年に出会います。その出会いが彼女の運命を変える、少女漫画王道ラブストーリーです。

絵柄がコテコテの少女漫画風で、ヴィクトリア朝のフリフリドレスを描くにはぴったりの作風です。ベルが一生懸命で可愛いので、少女漫画ヒロインらしく男性にモテモテなのも納得です。最初は可愛らしいラブストーリーなのかな?と思っているとだんだんシリアスな展開も出てきて引き込まれます。

女装ものは数多くあれど、この漫画に登場するアージェント・グレイ氏ほど徹底して女子と男子の時に別人みたいなキャラは少ない…彼のレディっぷりはこの漫画の大きな見所の一つです。いや~でもまさかあんなラストだとは。

 

ベルサイユのばら

ベルサイユのばら完全版(1) [ 池田理代子 ]

 

歴史ものと言えば外せない作品です。圧倒的なストーリー構成力・人物描写でフランス革命という難しい題材を難なく読ませます。軸になる登場人物は3人です。男装の麗人オスカルは貴族ですが、フランスの現状に危機を感じ、革命の必要性に気付きます。フランス王妃・マリーアントワネットは革命が起こると無事では済まされない立場です。そんなマリーアントワネットを命を懸けて助けようとするスウェーデン貴族・フェルゼン伯爵。3人の恋愛模様とフランスの危機が絡んで、大人になって読んでも本当に良く出来た作品です。

フランス革命が起こって欲しいような、起こって欲しくないような…歴史の顛末を知っていても、手に汗握ってドキドキしながらページをめくってしまいます。

 

マダム・プティ

マダム・プティ(第1巻) [ 高尾滋 ]

 

舞台は1920年代末の日本やフランスです。16歳のヒロイン・万里子は、父が残した借金返済のために父の親友であった青山俊(※30歳以上年上!)と結婚します。2人が新婚旅行のパリへ行くために乗ったオリエント急行で事件が起きる―!?というお話です。最初は4回連載の予定だったみたいで、現在はオリエント急行を降りた後のお話が連載中です。

万里子がこの時代の着物や洋装をオシャレに着こなしていて、レトロ好きの胸をわしづかみされます。髪型もちょっとずつ違うのが女の子らしくて良いです。

俊様万里子のおじ様&少女の恋愛を期待してはいけません。今は俊様は登場せず、インドの王子様・ニーラムにヒーローの座を明け渡しています。今後は俊様再登場もあるのでしょうか。(期待)